日本茶専門店の組合【東京都茶協同組合】 日本茶 緑茶 煎茶 お茶 ほうじ茶 玉露 玄米茶 抹茶 茎茶 粉茶は専門店へ
トップ -> 最新情報 -> 静岡市のお茶は飲んでも大丈夫 ~正しく知って安心して飲んでください~
【当記事は、JA静岡茶指導課の許諾を得て、転載させていただいております。】
飲用茶(お湯で抽出したお茶)では、放射性セシウムは荒茶の約85分の1になりますので、お飲み
いただいても健康への影響を心配するレベルではありません。
静岡県茶業研究センター(菊川市)の調査
|
生葉 |
荒茶(A) |
飲用茶(B) |
B/A |
放射性セシウム |
111 |
367 |
4.3 |
1/85 |
単位:ベクレル/㎏
注:飲用茶とは荒茶10gを430ccのお湯で60秒間抽出したものです。
静岡県では県内主要産地の生葉と飲用茶(お湯で抽出した液体のお茶)の放射能を検査し暫定規制値を大きく下回りました。また、仮に食べる事を想定した荒茶・製茶の検査についても暫定規制値を下回りました。
静岡県の県内産地の放射性セシウム検査結果(抜粋)
|
生葉 |
荒茶 |
飲用茶 |
静岡市(葵区、駿河区) |
117 |
413 |
5.7 |
静岡市(清水区) |
139 |
368 |
10.9 |
暫定規制値(準用値) |
500 |
500 |
200 |
単位:ベクレル/㎏
静岡市のお茶はお飲みいただいても健康への影響は心配がないことが確認されています。
仮に暫定規制値(500ベクレル/㎏)のお茶を毎日10g1年間食べた場合でも胸部レントゲン検査1回(0.05~0.1mSv)より少ない被ばく線量となります。
1 健康への影響
(1)暫定規制値の 500ベクレル/kgの放射性セシウムを含有する製茶を、毎日10g、1年間にわたり食べ続けた場合、人体が受ける年間被ばく量は約0.02ミリシーベルトで、国が示す年間1ミリシーベルトを大幅に下回ります。
【計算式】 0.013(実効線量計数)×500(暫定規制値のお茶の放射量濃度Bq/ kg)
×0.01(一日に摂取する茶葉のkg量)×365(日)≒ 23.7μSv ≒ 0.02mSv
(2) 500ベクレル/kgの放射性セシウムを含有する製茶を、茶葉10gを430mlのお湯で抽出し、毎日1リットル、1年間にわたり飲み続けた場合、人体が受ける年間被ばく量は約0.03ミリシーベルトで、国が示す年間1ミリシーベルトを大幅に下回ります。
【計算式】 0.013(実効線量計数)×500(暫定規制値のお茶の放射量濃度Bq/ kg)
÷85(注1)×1(一日に飲むお茶のkg量)×365(日)≒ 27.9μSv ≒ 0.03mSv
注1 食品衛生法では茶葉10gを430mlのお湯で抽出することとあり、茶葉からのセシウム溶出量を半分とした場合の減少量1/86を単純化して1/85とした。
【参考】
自然放射線量・・・人が宇宙や大地、食物等から受ける自然放射線は、世界の平均で約2.4mSv、日本の場合は約0.9〜1.2mSvと言われています。
人工放射線量・・・1回の胸部レントゲン検査 約0.05〜0.1mSv
胃のエックス線検査 約0.6mSv
航空機 東京〜ニューヨーク 片道 約0.1mSv
出典:食品安全委員会資料(H23.3.16作成、H23.6.13更新)を基に静岡市作成
http://tokyo-cha.or.jp/mt/mt-tb.cgi/154