トップ -> 最新情報 -> 【お茶屋愛用の逸品】「津軽金山焼」の急須と湯冷まし

【お茶屋愛用の逸品】「津軽金山焼」の急須と湯冷まし

ph20130906-001.jpg

一見、備前焼に似た焼き物ですが……。

津軽金山焼は、地元のきめ細かい土を主体に、釉薬を使わず燃料の松薪による自然釉と炎にまかせた焼締陶器です。

釉薬とは陶器を作成する際に器の表面にかける薬品のことですが、この金山焼はそれらの薬品を一切使わず、「自然釉」つまり炎と灰のみで、さまざまなデザインを自然な形で描きます。

窯の温度や環境により様々な模様が自然に描かれ、同じ模様の作品は世界にひとつとしてありません。焼き締め特有の不思議な色合いと、素朴で力強いフォルムが、魅力的な器です。

こちらは、お茶を入れる急須。

写真:津軽金山焼の急須

そしてこちらは、湯冷まし。沸騰したお湯を、お茶を淹れる適温まで冷ますために使用する道具です。使い方は自由なので、ドレッシングやオリーブオイルなどの器としてもお使いいただけます。

写真:津軽金山焼の湯冷まし

津軽平野の中心部に位置する五所川原市の東北部に、津軽金山焼の窯場があります。

付近にはすぐれた縄文遺跡や須惠器の窯跡が多数あり、古人達がこの土地で盛んに焼物を作ったことを物語っています。

遠い昔に思いをはせながら、津軽の心の伝わるのが「津軽金山焼」です。使っているうちに、愛着が湧いてまいります。

この「津軽金山焼」の急須、もし気になる方がおいででしたら、ぜひお近くの組合加盟店にてお問い合わせください。